昭和55年5月に創立した「福寿園」の歴史は、決して平坦な道のりではなく、苦難の続く歩みでした。この容易ではなかった道のりを支えてきたのは、常に“愛と感謝と奉仕”の精神でした。私たちスタッフは、この創始者の志を引き継ぎ、相手の立場に立った深い思いやりの心でサービスを続けてまいりました。そんな努力と多くの方々のご支援により、今日では愛知県内に21施設106事業を経営する大規模法人に成長させていただきました。
さて、社会福祉法人の自主経営が求められるようになる中で、創設以来の「経営理念」に加えて、将来のありたい姿を描いた「経営ビジョン」と「経営方針」を制定いたしました。さらに法人のガバナンスの強化と、夢ある未来の福寿園を目指した「中長期経営計画」を策定し、社会福祉法人としての役割を果たしていきます。
法人は、従来の高齢者福祉中心のサービス形態から、近年は、障がい者、子どもと対象を広げ、地域共生社会の実現に向けて、全世代全対象型のサービスに転換を図っております。加えて、田原福祉グローバル専門学校の運営や様々な地域貢献事業など、多角的な事業に積極的に取り組んでおります。
福祉は、ひとの心であることは言うまでもありません。今後も“愛と感謝と奉仕”の「経営理念」のもとに、優しく、温かく、親切な、血の通ったサービスをモットーに、福寿園のみならず、福寿園を取り巻くすべての人たちに幸せを感じていただけるよう、地域の皆様と力をあわせて、福祉事業の推進に努めてまいります。